脂肪吸引・脂肪溶解注射・メディカルダイエット
脂肪吸引
皮下脂肪を吸引して除去する治療です。1980年代に初めて行われ、現在に至るまでに色々な技術が発達しながら継承されている手術です。
脂肪吸引手術法
小切開(約3mm)から脂肪を吸引します。切開部はプロテクターを用いて摩擦から皮膚を守ります。吸引前には生理食塩水に局所麻酔薬、血管収縮薬を混ぜた液体を局所に注入し出血しないようにしてから吸引します。 用いる吸引管は直径3.0mm以下の細い吸引管を使用し、凸凹を作らないように部位や向きを変えて繰り返し行い、滑らかな仕上がりにしています。また、当院では特殊機械である超音波メスを使用して脂肪を溶かしてから脂肪を吸引しています。- 注意事項
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- 術後の腫れや内出血は2週間ほどあります。
- 術後1-2日は筋肉痛のような痛みがあります。
- 術後は患部の包帯圧迫が必要で、創が落ち着いてから2-3ヵ月間はガードルのような下着が必要です。
- リスク・副作用・注意点
- 内出血、腫れ、痛み、左右差、イメージ通りにならない など
脂肪溶解注射
脂肪を溶かす薬剤を脂肪組織内に注射し、薬で脂肪を溶かします。溶け出た脂肪は血液に吸収されていき、徐々に体外へ排泄されます。
顔から足まで、脂肪組織のある部位はどこでも注射することができます。
当院では効果が出やすいように深さの調整をしながら、気になる部位に比較的細かく注射していきます。
更に効果を高めるため、高出力の高周波を使用し、薬を脂肪細胞の細部に浸透させるようにしています。また、従来よりも効果が高く腫れが少ない薬剤を選択しています。
仕事や学校を休まずに脂肪を減らしたい方、人に知られずに皮下脂肪を減らしたい方は、脂肪溶解注射が良いでしょう。
- 注意事項
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- 注射ですので、注入部位に数日間ほど皮下出血がでることがあります。体質によって、反応が強い場合には若干の炎症反応(赤み・痛み・かゆみなど)を伴うことがあります。
- 脂肪溶解注射は脂肪吸引とは異なり、注射で溶けた脂肪細胞の分だけ減量します。1度で多量の脂肪細胞は破壊されにくいため、繰り返しの治療が必要になります。
- 効果には個人差がありますが、平均1~2週間程度で現れ、月に1-2回の間隔で、3~6回程度注射されることをおススメします。
- リスク・副作用・注意点
- 内出血、腫れ、注射部位の発赤 など
器機による痩身
痩身に用いられる器械は、超音波、高周波などがあります。どちらも痛みや皮下出血がなく治療を受けられます。超音波では、脂肪細胞膜の固有周波数に同調させ、脂肪細胞膜を破壊します。その後、脂肪は液化して溶け出し、血管やリンパ管に取り込まれて体外へ排出されます。
- リスク・副作用・注意点
- 発赤やほてり感 など